この数ヶ月の所感になります。
1. 保護者が家庭教師になる必要がある
子どもが勉強していて分からないところは、保護者が解説をしてあげる必要があります。
小学校の簡単な問題であればすぐに教えてあげることもできますが、算数であれば特殊算、国語であれば長文読解と記述問題など、保護者がある程度予習する必要が出てきます。
金銭に余裕のあるご家庭であれば塾で分からないところを家庭教師や個別指導で補うといったことが可能ですが、通信教育では授業の予習と復習問題の準備と解説は全て親の仕事になります。
2. ライバル・仲間がいない
同年代の人間が自分と同じく頑張っている姿は励みになります。また、そのような仲間とのクラス分けテストや公開テストの競争は勝負に対する気持ちを育みます。
情報通信が発展し、教材が楽しく分かりやすくなっているにもかかわらず塾が残り続ける理由、その一つが多人数で授業を受けることができる場を提供しているからだと私は思います。
家での勉強では受験のライバルや友達の姿が見えにくく、自分がどの程度の位置にいるか分かりづらいものになります。
3. 学習状況の進捗を親が管理しなければならない
家での勉強はマイペースで進めることができますが、親が管理しないと遅れ気味になる教科が出やすくなります。
子どもが疲れて集中力が切れていたり、あるいは親が仕事や家事で忙しい場合は、授業や課題の取り組みが後ろ倒しになりがちになります。
子どもを預かり、授業を進めて復習用の課題を出してくれる塾の代わりに、親が時間を使って予習・復習を含めた学習計画を進める必要があります。
4. 情報の取得が難しい
塾は中学受験の頻出問題や傾向といった学習内容だけではなく、各学校の説明会や文化祭、併願校の考え方や手続き上の注意点など、様々な情報を保護者に提供してくれます。
塾なしで通信教育を主体に進める場合、当然ですが保護者が自らアンテナを立てて情報を取得する必要があります。
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